「ベッティング」と「ギャンブル」の違い

しばしば、「ベッティング」と「ギャンブル」は同じ意味だとみなされ、同じように使われることがよくあります。ところが、この2つは似ているようで、実は大きく違います。この記事では、「ベッティング」と「ギャンブル」との違いに焦点を当て、それぞれの意味を説明していきます。では、早速チェックしていきましょう!

「ベッティング」とは?

まずは、「ベッティング」の意味からご紹介します。「ベッティング」とは、予測不可能なイベントやレース、ゲームなどの結果にお金を賭けることです。ベッティングはギャンブルの一種であり、通常は2者間で行われます。

ベッティングの一例としては、「2人の友人が、大統領選挙にてトランプとバイデンのどちらが勝つかを賭ける」などが挙げられます。予想が外れた方が、事前に合意された金額を相手に支払うことになります。

また、スポーツの試合結果に賭ける「スポーツベッティング」もあります。現在、バスケットボール、ホッケー、サッカーなど、ほとんどの主要スポーツに賭けることができます。プロかアマチュアかは問わず、ボクシング、自転車競技、オートレースなど、さまざまな種類の試合にも賭けられるのです。

さらに、ベッティングには、リアリティショーの結果や選挙など、スポーツ以外のイベントも含まれますし、スポーツベッティングには、グレイハウンドレース、競馬、地下闘鶏など、違法なアニマルスポーツも含まれます。

「ギャンブル」とは?

次に、「ギャンブル」について見ていきましょう。「ギャンブル」は、結果が不確かな事象に金銭やその他の価値あるものを賭けることです。ギャンブルの主な目的は、物品または賞金を獲得することです。ギャンブルには、「賞金」「勝率」「賭け金」という3つの要素があります。

ギャンブルの結果は通常、すぐに出ます。サイコロを振ったりルーレットを回したりと、すぐに結果を知ることができるのです。

最も人気のあるギャンブルの形態としては、カジノがあり、簡単なゲームから複雑なゲームまで揃っています。例えば、ケノ、ブラックジャック、スロット、ルーレットなどは、初心者でもプレイできるゲームですが、一方、ビンゴやポーカーなどのゲームには、ある程度のスキルや経験、練習が必要です。ただし、ギャンブルには中毒性があり、リターンを期待して多額のお金を費やす人がいることから、一部の国ではギャンブルを規制しています。

共通点と相違点

「ベッティング」と「ギャンブル」の共通点としては、ゲームやレースのような予測されないイベントの結果にお金を賭けることが挙げられます。また先述の通り、「賞金」「勝率」「賭け金」の3つの要素があることも特徴です。

逆に、「ベッティング」と「ギャンブル」との違いを挙げるとすれば、ベッティングは2者間の合意であり、一方が外れを選んだり、もしくは何らかの結果を予測したりします。ギャンブルは純粋に賞金を獲得することを目的としています。 

プロでもアマチュアでも「ベッティング」を行うことができますが、「ギャンブル」はプロのレベルでのみ行われます。例えば、サッカーの試合などのスポーツイベント、カーレース、競馬、リアリティショーや選挙の結果などは、誰でも賭けることができますよね。しかし、ポーカー、ルーレット、ビンゴ、ブラックジャックなどのカジノゲームをプレイするには、多少の技術と知識が必要です。

まとめると、「ギャンブル」と「ベッティング」は両方とも、ゲームやレースなどの予測不可能なイベントの結果にお金を賭けることであり、この2つの用語の意味は大きく重なっています。多くの場合、「ベッティング」は「ギャンブル」の一形態だと考えられており、これには同意します。

一方で、この2つの大きな違いは、「ギャンブル」はプロが行うものであるのに対し、「ベッティング」はアマとプロ両者が行うという点です。「ギャンブル」と「ベッティング」を混乱しがちな人も多いですが、この相違点はしっかり覚えておきましょう。